枠組足場Framework scaffolding

枠組足場(わくぐみあしば)とは、鋼管を門型にして組み立てられた建枠に、ジャッキベース・交差筋交い(ブレース)・鋼製布板(アンチ)等の基本部材を組み合わせながら積み上げていく仮設足場です。主に建設現場の外壁面に沿って設置されます。
枠組足場の特徴として、建枠(ビティ)を必要な高さまで積み重ねて組み立てることができ、交差筋交い(ブレース)や鋼製布板(アンチ)で必要な長さまで繋ぐことが出来る足場材です。
枠組足場は、お祭りなどのやぐらにも使われています。


枠組足場の
メリット・デメリット
足場を組立てる上で大切なのは、足場は人が使うということを意識することです。
足場を使う人が、【使いやすい】、【安心できる】、そんな足場を作れれば、安心して作業をしていただくことにつながります。
使いやすい足場を組立てるポイントは、作業者(使用者)の作業内容の理解度とちょっとした気遣いです。
足場を使う人の事を考えて「こう組立てたらもっと作業しやすいだろうな」、「ここをこう変えたらもっと使いやすいだろうな」そんなことをどれだけ考えれるかが、使いやす足場を組立てる上で大切です。
単に「言われた通りの足場」や「図面通りの足場」を組立てるだけでなく、「対応力」をもつことも、使いやすい足場を組立てる上で必要な要素となります。
足場を使う人が安心できる足場を組立てるポイントは、高い技術力と足場使用者の作業内容認識と大切なポイントを理解していることです。
地上45mまで組立可能な高さのある枠組足場では、土台となる1段目の組立がとても大切になります。
1段目にこだわり、1段目をどれだけきれいに組立てられるかどうかで、上層部でのずれをなくすことができ、足場を使う人が安心できる足場を組立てることができるのです。